学生実習

  8月第4週から4つの実習が立て続けに開催されました.これらの実習のまとめ報告です.

○フィールド科学研究入門「里山プログラム」
  低年次である1・2年生を対象に,森林を科学的に研究するための理論と方法を実験的な手法で実践する実習です.
  このフィールド科学研究入門は,宮崎演習林・北海道演習林においても開催されています.それぞれの特色を生かした実習となっていますので,興味のある方は是非ご参加下さい. 

2016/8/23 樹木の葉について学ぶ 福岡演習林講義室

2016/8/23 成長錐の試用 福岡演習林第9林班

○福岡教育大学生態学実験
  福岡教育大学の生物を学んでいる学部3年生対象の実習です.この実習では,野外での調査から屋内でのデータ解析や実験まで,幅広く森林の生態系について学ぶための実習です.
  慣れない山での作業と思われたのですが,皆さん楽しそうに興味深く作業されていました.今後も福岡演習林を是非ご利用ください.
2016/8/30 森林調査 福岡演習林第9林班

2016/8/30 土壌調査 福岡演習林第9林班

○生態水文学実習・森林生態水文学特論
  気象などの環境要因と森林の水循環の関係を,山での調査で得た結果とこれまでに蓄積したデータをもとに解析する実習です.生態水文学実習は4年生対象,森林生態水文学特論は修士1年生対象の実習です.専門的な内容の実習ですが,解りやすい説明が行われていました.

2016/8/31 樹幹流計測プロットの見学 福岡演習林第6林班



2016/8/31 量水堰での河川流量計測 福岡演習林第4林班
 2016/9/12 sa

短縮の職場体験

今日の構内は,かなりの数のツバメが低空飛行中!
南へ渡る準備中でしょうか,ムシを探しているようです.
その中を歩き回っていたら,ぶつかってきそうな勢いでした.

さて,今年も9月5~6日の2日間で予定されていた篠栗中学2年生の職場体験でしたが,台風12号の影響による臨時休校の日と重なって1日だけの短縮版となってしまい,短い時間でしたが,演習林を希望してくれた4名に演習林での様々な作業を体験してもらいました.

 
体験の流れを説明して
早速山へ出発です! 

水質調査に興味を持っていた4人に水の分析を体験してもらうため,新建川の下流および上流の水を取りに行きました.

分析のための水の採取方法の説明を聞き,いざ実行!

  境界杭を見ながら境界についても説明
さあ,ゲートを通って上流へ向かいます

山の管理の作業内容に加えて,樹齢150年以上のスギがありますよ~,シカやウサギが生息してますよ~,その姿をセンサーカメラで撮影してますよ~
などの説明を熱心に聞く彼らの目の前に,バンビが登場!ラッキー体験でした.


センサーカメラの電池交換も大事な仕事です
交換したら動作確認も怠らず全員で確認

飼育しているカメに癒やされているというカメ好きの1人からの質問.
「川にカメはいますか?」・・・残念ながら見たことないです・・・ゴメンナサイ.

庁舎に戻り,いよいよ採取した水の分析開始です.           

「お待ちかね」水の分析作業体験中

中学校からのカメラマンの方が撮影中.卒業アルバムに載るといいですね!

自己紹介カードに書いてあったアピールの通り,元気で明るい挨拶,テキパキと行動など,とても一生懸命頑張っていたと思います.
お疲れ様でした!今度はぜひ福岡演習林へ遊びに来てください!
2016/9/7 hk