4月の恒例、施設見学会-その1

46日は、農学部の新入生を対象にした施設見学会の日でしたが、あいにくの雨で中止になりました。。。

この日に向けて、大勢の方々が準備していたので、とても残念でしたが、天気ばっかりは仕方ないですね、、、。

という訳で、今日は、天気がよかったので、施設見学会をしてみたいと思います。



 まずは、ここからスタートしたいと思います。
演習林の本館です。私たちのオフィスがここにあります。
クラブハウスみたいですね。


進化花木区です。
ここでは、さまざまな樹木が、進化の系統の古いものから新しいものへと、順番に並べられています。

ソテツやイチョウが見えます。これらは進化学的にとても古い種で、イチョウは、自生地でる中国南部ではすでに絶滅してしまったようです。

ちなみに、この進化花木区では、遺伝子解析を利用した新しい分類基準にしたがって、樹木を配置しているそうです。




では次に、並木道を、ずんずん進んでいきます。
ちなみに、この木は、ナンキンハゼです。
名前からはイメージしにくいかもしれませんが、秋になると紅葉が実に綺麗なんですよ。


道端には、春の草花が満開です。
初めて福岡に来たとき、タンポポの花が白いのには驚きました。



クスノキ広場に到着しました。
どうですか? 立派な大木ではないですか?

昭和初期に植栽されたらしいので、約80歳くらいでしょうか。
その昔、クスノキは、樟脳などの工業製品として利用されていたため、さかんに植えられていたそうです。
え?樟脳なんて、聞いたことない、ですか?
私も使ったことはないですが、防虫剤等として使用されていたそうです。
葉をちぎると、胸のすくような、とてもいい匂いがします。




ちなみに、地面を見てみると、クスノキの葉がいっぱい落ちています。
まさに今、落葉の真っ最中です。
常緑樹でも、毎年、ほぼ決まった時期に、落葉するんですよ。
えっ?そんなこと知ってる? 
それは、失礼いたしました。

お次は、この施設見学のクライマックスへと

(後半へ続く)

2018/04/23 T.K.