近頃、暑くも寒くもない気温が続き、福岡は一番気持ちの良い季節になってきました。野外でのお仕事も快適この上ないのですが、やっぱり山仕事は体力を使います。
先日、春先に植えた針葉樹苗が倒れてしまったので「木起こし」と呼んでいる作業を行いました。木起こしとは風や雪で倒れてしまった苗を立て直し支柱などで支えてあげることです。
おそらく春先の嵐で倒れてしまったのでしょう。3月初めに植えたスギの苗の半数ほどが傾いたり倒れていました。木起こしをしないと、木が枯れたり、斜めのまま育つなど不都合が生じるため、人力で立て直してあげるのです。
今年の新植地は傾斜が35度以上あり急峻なため、木起こし作業は困難をきわめました。その場で立っているだけでも一苦労なところ、苗を起こし、根を踏み固め、竹の支柱にしゅろ縄で固定していきました。
どうか無事に根付いて、元気に育ってほしいものです。
木起こし前の様子