安全衛生管理について

今回は福岡演習林の安全衛生管理についてのお話です.

少々遡ること9月の終わり,火災消防訓練を行いました.
自衛消防隊を編成し,各人が自分の役割を確認する意味でも重要な訓練でした.
消防署の方にお越しいただき,消火器による消火訓練も実施,スタッフや学生さんも真剣に取り組んでいました.

この訓練を通して改めて認識したこと「救助も消火作業も大切ですが,第一は自分の身の安全の確保」ということです.

消防署の方にる消火器使用法講習中
本物は粉末ですが訓練用の消火器のため水にて消化実践中

この消防訓練を踏まえて,今月6日には救命救急講習およびレスキュー訓練を実施しました.

こちらは毎年繰り返し行われていますが,福演林長の言葉を借りますと「毎回しっかり忘れているんですよね~」
同感です・・・
入林作業は多くの危険が伴い,救急車などの救助の手もすぐには届きません.
だからこその訓練です!!現場の仲間で救助し合います.
AED使用による心肺蘇生法や応急処置法など,見ているだけではいざという時に実行出来ません.

事前に入念な準備がされており資料も豊富でわかりやすい講習です
要救助者発見!!まずは声掛け「大丈夫ですか?」


実習など,現場で事故を想定してのレスキュー訓練では,シナリオの役になりきる要救助者の迫真の演技に,戸惑いながらも必死に救助する様子がうかがえます.

学生実習中に倒木の下敷きになった!大事故発生です!

黄色のビブス着用スタッフの「天の声」であらゆる展開が起こります

役者さんによるアドリブでシナリオを知る撮影スタッフにも緊張が走ります

訓練後の反省会では,毎回いろいろな意見が飛び交います.
訓練の重要性の意識も高まります.
何事もそうですが,繰り返し実行することで記憶し、また新たな発見を生むチャンスになると思います.
地域訓練や公募等、どこかで何かしら参加する機会を持つことをお勧めします!
2015/11/25 hk