今年もツバメが帰ってきましたが…

5月に入り福岡演習林の事務所の窓の外を見ると、一羽のツバメが留まっていました。
ベランダの棚の上に留まっています
人がそばにいても逃げません


外では他のツバメが飛び回り、事務所の壁には泥や藁などを敷き詰めた巣が作られていました。

「土食って虫食って渋ーい」(ききなし)

忙しく飛び回っています

ツバメは3月頃からフィリピン、台湾などから日本に渡来します。
夏の間日本各地で繁殖し、秋ごろに再び越冬地に渡ります。
 

カラスやヘビなどの天敵の少ない人家の軒先などに営巣するので、巣作りから子育てまで容易に観察できます。
また、人からは昔から田んぼの虫を食べてくれる"益鳥"として知られるなど縁起が良い鳥として大切にされてきたようです。



福岡演習林の事務所でも毎年同じ場所に営巣しています。
今年も5月頃から姿を見せ始め巣作りを始めていました。

そんな巣作りに奮闘するツバメですが、ある朝見ると巣が壊されていました。



巣が壊され…

残がいが落ちていました
何者の仕業か不明ですが、あえて人の近くに巣を作りながら事務所が休日で無人となった際に天敵に襲われたのでしょうか?
巣作りをしていた場所にも姿を見せなくなりました。

彼らがどうなったかわかりませんが、無事でいてほしく再びめげずに営巣に戻ってきてくれればと思います。

2018/05/30 to