4月の話にさかのぼります。
ここ数年は、新年度の始まりとともに実習が開催されています。今年も、学生たちが演習林を訪れ、森林の環境に関して、樹木に関して、森林管理に関して学びました。
2次林の環境調査 |
人工林での雨量測定 |
苗の植え替え作業 |
森林管理の現状と課題 |
国際コースの実習なので、学生たちの出身地は様々。興味も様々。身近な森林とは樹種も環境も異なる中で、みんな興味を持って参加してくれました。
来年もお待ちしています。
(2020/5/8)TK
ささやま通信は福岡演習林の職員が,日々演習林での仕事の様子や感想などを公開する場です。 ささやま通信の「ささやま」とは福岡演習林が所在する2つの町の町名に由来しています(篠栗町と久山町に演習林があります)。
時の経つのは早いもので、今年ももう端午の節句(五節句のうちの3番目)を過ぎましたね。
最近、福岡演習林かすや樹木園を歩くと、あちらこちらでサルトリイバラ(学名:Smilax china)が実を着けているのを見かけます。丸い実がかたまってついていて可愛らしいですね(専門用語で散形花序と言います)。
端午の節句に柏餅を食べた方も多いと思いますが、実は柏餅にカシワ(Quercus dentata)を使うのは関東や東北地方が中心で、西日本ではこのサルトリイバラの葉を使う地域が多いそうです。全国的に見ると、ホオノキ、ミョウガ、ヤブツバキなど、様々な種が使われるようですが、福岡では専らサルトリイバラが使われていたようです。
今年は市販の柏餅(多分、Quercus dentata)を食べて、皆さんの健康をお祈りしました。