ティーバッグを使った実験の紹介

福岡演習林内の広葉樹林です。
林床の落葉をはがすと金網が見えます。
金網の下には3年前に設置したティーバッグがあります。
落葉などの有機物がどのくらいの速さで分解するのかを調べるために,世界中で実施されている実験です。

埋める前のティーバッグです(2種類)。
3年後のテーバッグです。
重さを比較しどのくらい分解したのかを調べます。
2019/6/25   TE

気象観測やってます!

気が付けば、もう5月も終わり6月になりました。

連日のように25度を超え、夏のような暑さです。
九州南部はもうすでに梅雨入りしたそうです。
ここ福岡にもすぐそこまで梅雨前線が迫ってきているでしょう。



梅雨前の演習林の様子。真ん中に見えるのは、演習林の気象観測所です。





温度湿度を計測しています。
重要な測定項目なので、バックアップ用の機器が2つもあります。



雨量計(転倒ます式)です。
これからの季節、とても重要な計測項目になります。
頑張って働いてください~。  



日射計です。昨年に過小評価問題が克服され、現在絶賛計測中です。晴天日には、1000W/m2を超えることも。



計測器からの電気信号が、この黒いデバイス(データロガー)に記録されています。
箱の中に、とてもきれいに納まっています。 



 2019/6/5 TK













Fieldwork on Bioresource & Bioenvironment 2

新年度は、4月1日から実施した国際コース2年生の実習「Fieldwork on Bioresource & Bioenvironment 2」で始りました。参加していたのは主にアジア各国からの留学生。森林を歩くのが初めてという学生もいる中、福岡演習林に広がる森林を観察して、森林が持つ機能について考えました。最終日は早良実習場へも足を運びました。

風は冷たいけれどいい天気に恵まれました


 屋久杉見本林

2次林

慣れない森林の中を1日歩いて作業した初日の夜は、皆で鍋をつつきました。3種類の鍋があったのですが、人気1位はキムチ鍋、 2位は水炊き、 3位はもつ鍋でした。もつ鍋、とても美味しいんですけれどね。
2019/4/30 kasa

春が来た。


福岡演習林にも春がやってきました。



今年の冬は暖かかく、まだまだ冬が続いているものと思っていましたが、気が付けばもうすぐ4月。どうりで、周りに草木の花々が増えたわけです。

 今年度はどのような一年だったでしょうか。来年度もいい一年になりますように、、、。



コブシ、ユキヤナギ、アオモジ、サクラの仲間、レンギョウが咲いています。










散歩中に、キンポウゲの仲間、シロバナタンポポ(関東育ちには白いのが新鮮)、スギナ、タネツケバナの仲間、ヒメオドリコソウを見つけました。








今年の冬の成果物、スギとヒノキ。樹皮の様子が全く違いますね。
 



2019.03.22 TK


スギ花粉の飛散が最盛期を迎えています。

 今年は暖冬で春の訪れも早いようですが,この時期,厄介なのがスギ花粉の飛散です。花粉症の方は辛い毎日をお過ごしでしょう。今年は昨年の1.4倍のスギ花粉の飛散が予想されています。まさに飛散の最盛期です。そこで,山に行って見ると,スギの葉には茶褐色の雄花がたくさん付いていて,見るだけでも鼻がムズムズしてきます。時折,風が吹くとスギから大量の花粉が飛散され,山全体が霞がかかったように黄色くなります。

2019.03.11 kubota 


スギの様子

大量についたスギの雄花

風によって飛散されるスギ花粉