安全講習会

福岡演習林では,罠による鳥獣捕獲を通年実施しています.

安全に実施できるように毎年5月に教職員を対象に講習会を実施しています.

これを実施しているのは,演習林構内に設置されているくくり罠などに人間がかからないようにすること,また罠にかかった動物を発見した場合の注意点を確認するためです.

罠の種類(少し見えにくいです,すみません)


近年増加しているシカやイノシシの他にアライグマ,タヌキ,アナグマ.テンなどの動物が演習林にはいます.

この写真は,イノシシが土を掘った後です.

中央部分はイノシシの仕業です


このような被害を防止するため,罠による鳥獣捕獲を実施しています.


設置付近にはこのような看板が設置されています.

罠は動物がわからないように設置されています(人間にも分かりません).教職員以外の方もこのような看板を見かけたらそれ以上近づかないようにお願いします.

演習林内にこのような看板が複数設置されています


とはいえ,五月晴れの良い季節になりました.構内を散歩するのが気持ちいいです.

五月晴れの穏やかな日が続いています




2023.05.11 MC



雨の中で竹と

本年度も、4月の第1週に農学部国際コースの実習が行われました。

初日は天気が良かったのですが、2日目からはずっと雨。この時期の雨は寒くもあるので心配しましたが、学生たちは元気で、野外作業も楽しく実施することができました。


毎年実習中には、森林管理に関わる作業も体験してもらうのですが、今年は竹が侵入してきている場所での、竹の伐倒を行いました。

竹の侵入がみられる林
まずは細い竹から

学生達にとっては初めて行う作業だったので、細い竹の伐倒から始めたものの、太い竹が切りたいとの強い希望があり、職員のサポートのもと、後半は太い竹と格闘していました。

太い竹だって
伐倒した後は、枝を落として、玉切りにして、1か所にまとめる。一連の作業を体験しました。そして、自分達で伐倒した竹から、コップやお皿をつくり、お土産も完成。

寒くて、風が強くて、雨の中での実習でしたが、学生達の元気に助けられ、楽しく多くを学ぶことができました。

2023/4/28 kt




学生実習

森林調査実習Ⅱ 

 2月22日から24日、森林調査実習Ⅱが実施され、九州大学の学生たちが、森林の水循環についてフィールドワークを行いました。

 市街地で降った雨は、舗装された道から側溝、河川へと一気に流れていきます。一方、森に降る雨は、木々の隙間を通り抜けて地面に到達する雨(樹冠通過雨)、木の幹をつたって流れる雨(樹幹流)、木々の枝葉に落ち、そのまま蒸発する雨など様々です。

 今回の実習では、森の中と外、針葉樹人工林と広葉樹二次林での雨量の違いを現地調査を通して学んでもらいました。

河川の流量計測
河川の流速計測

樹幹流量の計測

土壌浸透能の計測

立木調査

土壌調査


造林学実習

 2月27日から3月3日には造林学実習が実施され、九州大学の学生たちが、苗木の生産や育林作業を体験しました。
 苗畑では、強風で種が飛ばされそうになったり、土砂降りの中で床替えをしたりと、天候に苦慮しましたが、無事に作業を行うことができました。学生たちが植えてくれた苗木が元気に育つよう、責任をもって管理していきます。
スギ播種

スギ床替え

ヒノキの接木

植付前の根切り

職員による植付方法の説明

 実習に参加してくれた学生の皆さんが、森や演習林に少しでも興味を持ってくれれば幸いです。
2023.03.23 murata

サクラが咲き始めました

 ようやく寒かった冬も終わり,あちらこちらで春の便りが聞かれるようになりました。演習林の「かすや樹木園」でも「サクラ」が咲き始めました。これから4月まで,いろんなサクラの花を観察することができます。是非,この機会に見学にお越しください。

※「かすや樹木園」の見学受付は,平日(9:00~16:30)です。

 2023.02.20 kubota

 
コバザクラCerasus × parvifolia 'Fuyu-zakura'

 

カワヅザクラCerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’

 
ウメも満開です。
 
  かすや樹木園で見られるサクラは,前回「サクラ図鑑」でご紹介しています。

続・ヤマメシ

 

2年前、椎葉(宮崎演習林)での昼ご飯事情について「ヤマメシ」(あかぎ通信:2020)と称してブログを書きました。今は福岡勤務に戻り、現場の近さもあってヤマで弁当を食べることは少なくなりました。

とはいえ、一日がかりの現場も少なくありません。そんな時はやはりヤマメシの出番となります。ハードなヤマ仕事での楽しみとモチベーションアップにヤマメシは必須です。

山間僻地の椎葉とちがい、ここでは現場への途中にスーパーやコンビニで簡単に弁当を調達できます。しかし、「ヤマ仕事するのにコンビニ弁当じゃチカラでないでしょ!」という妻の心意気のおかげで、愛妻弁当を携えてヤマの現場へ出撃します。

越南式サンドイッチ・バインミー
椎葉では食材調達の制約もありましたが、多様な食材が手に入るので時にはこんなハイカラなヤマメシも。

妻によると弁当は色目のバランスが大事とのことですが、労働強度の高い仕事には、色目よりタンパク質重視の弁当となります。こうした気遣いに対しては、「しっかり良い仕事をしなくては!」、と気持ちを引き締めます。

先般の寒波で雪景色となったヤマで弁当をほおばる若手のMクン。彼もまたヤマ仕事には愛妻弁当持参です。

この日の仕事はヒノキ林の間伐でした。混み合った林での伐倒作業は心身ともに消耗します。ヤマメシでしっかり補給して、午後の作業を進めます。

サラメシならぬヤマメシ、それは単に山に持っていく弁当でなく、作るヒトと食べるヒトの信用手形?、或いは通い帳?みたいなものと思います。おいしく食べるだけでなく、空になった弁当箱を持って、事故なく家まで帰ること。これが作ってくれた妻への一番の感謝かな。
「行ってきます」、「ご安全に」、「ただいま、美味しかったよ」、そう言い続けられるヤマメシ人生を送りたいと願います。
                     (2023. 2. 3.  D.O)