冬が来ました!!

暖かい11月が一変しました.
気温の急降下で今朝方あられが降った福岡演習林ですが,先ほど(14時25分頃)にも突然降り出しました.


パラっときました「ん?」

氷あられのようです!!

なかなかのサイズ,1cmほどでしょうか

数十秒の撮影中にだいぶ打たれました
寒暖の差が激しい福岡です.
皆様の地域ではいかがでしょうか?

師走も目前ですね.
昨年の年末年始の休暇中にインフルエンザに襲われた私です・・・
演習林本部スタッフAさんブームの生姜ジャムや生姜団子を頂いて冷えを凌いでいる今日この頃です.
今年の休暇は元気に過ごしたいと思います.

2015/11/26 hk

安全衛生管理について

今回は福岡演習林の安全衛生管理についてのお話です.

少々遡ること9月の終わり,火災消防訓練を行いました.
自衛消防隊を編成し,各人が自分の役割を確認する意味でも重要な訓練でした.
消防署の方にお越しいただき,消火器による消火訓練も実施,スタッフや学生さんも真剣に取り組んでいました.

この訓練を通して改めて認識したこと「救助も消火作業も大切ですが,第一は自分の身の安全の確保」ということです.

消防署の方にる消火器使用法講習中
本物は粉末ですが訓練用の消火器のため水にて消化実践中

この消防訓練を踏まえて,今月6日には救命救急講習およびレスキュー訓練を実施しました.

こちらは毎年繰り返し行われていますが,福演林長の言葉を借りますと「毎回しっかり忘れているんですよね~」
同感です・・・
入林作業は多くの危険が伴い,救急車などの救助の手もすぐには届きません.
だからこその訓練です!!現場の仲間で救助し合います.
AED使用による心肺蘇生法や応急処置法など,見ているだけではいざという時に実行出来ません.

事前に入念な準備がされており資料も豊富でわかりやすい講習です
要救助者発見!!まずは声掛け「大丈夫ですか?」


実習など,現場で事故を想定してのレスキュー訓練では,シナリオの役になりきる要救助者の迫真の演技に,戸惑いながらも必死に救助する様子がうかがえます.

学生実習中に倒木の下敷きになった!大事故発生です!

黄色のビブス着用スタッフの「天の声」であらゆる展開が起こります

役者さんによるアドリブでシナリオを知る撮影スタッフにも緊張が走ります

訓練後の反省会では,毎回いろいろな意見が飛び交います.
訓練の重要性の意識も高まります.
何事もそうですが,繰り返し実行することで記憶し、また新たな発見を生むチャンスになると思います.
地域訓練や公募等、どこかで何かしら参加する機会を持つことをお勧めします!
2015/11/25 hk

森林調査実習Ⅰ

農学部地球森林科学コース2年生の森林調査実習が行われました.
2泊3日という短い時間ですが,樹木の名前を覚えることから始まり,木の測り方,コンパスの使い方といった,森林を調査する際にまず必要な基礎を,コースに在籍する学生さん全員が勉強します.

2015/10/19 樹木学実習 福岡演習林第9林班

実習初日から,福岡演習林の主要樹種25種を覚えました.名前だけでなくそれぞれの樹木の特徴や,葉っぱの形の違いなども併せて覚えます.一通り覚えた後は試験です.みなさん難なくこなしていました.

2015/10/19 樹木学試験 福岡演習林庁舎内

樹木の名前を覚えた後は,森林を測ります.決められた区画内に何の木が生えていて,それがどれくらいの太さでどれくらいの高さかを測ります.

2015/10/21 天然林調査 福岡演習林第9林班

2015/10/21 ヒノキ人工林調査 福岡演習林第8林班

天然林と人工林では,測りやすさが異なります.写真のとおり林の様子もかなり異なります.
いずれの調査地も歩きにくい場所でしたが,みなさん元気に調査していました.

短期間の実習でしたが,今回の実習が今後に役立てば幸いです.引き続き年明けに森林調査実習Ⅱがあります.お待ちしてますっ!

2015/11/9 sa




日本の伝統を見学 

sa職員がアップした檜皮の研修見学会に私も参加してきました.
これは是非ささやま通信に!!と意気込んでいましたが,藪の中を必死に登り,斜面にへばり付くのに精一杯だったので,まともな画像があまりない・・・と悩んでいたところ,代わりに見事な記事を掲載してもらえました.(ホッ)

なので数少ないまともな画像のみを載せてみます.


山に不慣れな人の場合→手助けあるも必死
ベテランsa職員の場合→スイスイ~
      

このロープだけで登るのですか!?

はいそうです!しかも早い!!
剥いた皮を重ねて束ねる作業にも熟練の技が必要とのこと

さてこの見学会後に山歩きをして画像収集していたのですが・・・
何気なく撮影した画像↓が私を悩ませました.


撮影をしながらその場で樹木名を聞いていたのですが,「シロダモ」の特徴である葉裏の白さが曖昧だし,「ヤブニッケイ」かな?でも果実は赤いし・・・
ひとり置いて行かれそうになり慌てて車に飛び乗ったので,疑問のまま帰途についてしまいました.

どちらもクスノキ科でよく似た樹木です.
葉を持ち帰っていないこともあり,この画像では特定できません(汗)

というわけで,翌日再び現地に連れて行ってもらいました!
よく見ると撮影した木のほかにもまわりにずらりと似たような木がありました!

こちらもシロダモ
(ちなみに最初の画像はシロダモで正解)

比較すると分かりやすいのですが,匂い・葉のつき方に違いがあるなど調べるほどに特徴が出てきます.
今度は葉を持ち帰り,K先生にも確認頂き納得できました.
生息地の環境の違いなどで個体によっては特徴が出にくいこともあるそうで,いつもながら樹木の世界も奥が深いなとまたまた勉強させられました.


2015/10/26 hk





日本の伝統

「檜皮という言葉をご存じでしょうか?これは「ひわだ」と読み,漢字の通りヒノキの皮を意味します.
この檜皮を用い施工された屋根を檜皮葺(ひわだぶき)と言い,古い文化財で多く見られます.
檜皮葺になくてはならない檜皮を採取する技法は特殊な技術で,この技術を次世代に継承するため,全国社寺等屋根工事技術保存会の方が福岡演習林で研修を行っています.この研修は本演だけでなく,他大学の演習林でも行われています.
 
この檜皮を採取する技法は特殊な技術で,樹齢100年程度のヒノキにブリナワと言うロープ1本で登り,カナメモチのヘラで剥いていきます.

2015/10/14 ヒノキの皮剥き 福岡演習林第18林班

ロープとヘラのみとは思えない早さで,どんどん剥いていきます.

2015/10/14 樹高15mでの作業 福岡演習林第18林班

2015/10/14 あらい(皮のいらない部分を剥ぐ)作業 福岡演習林第18林班
 
2015/10/14 採取した檜皮とヘラ 福岡演習林第18林班
 
本演での研修は今回で3年目となり,毎年2週間かけて100本程のヒノキの皮を剥いてます.
一度剥いたヒノキは10年後,今回剥いた皮より更にいい皮をつけるそうで,1回目の皮剥きはいわゆる未来への投資とのことでした.その後10年おきに何度も檜皮が採取出来るそうです.

このような日本の伝統技術が後世に続くよう本演も今後もお役に立てればと思います. 



余談ですが・・・

演習林が所在する久山町の上久原地区には,現在至る所に案山子(かかし)が点在しています.この地区では11月から「かかし祭り」なるものが開催されるそうです.

牛飼い 久山町上久原地区

ハシゴ乗り 久山町上久原地区

案山子も秋の日本の風物詩,日本の伝統・・・ですよね.

2015/10/23 sa